3ステップで英語脳が作れてしまう方法
この記事を書いた人
英語コーチ ロッコ
TOEIC360点からビジネスレベル達成し、2014年イギリス移住。
英語が話せるようになりたい人を応援。
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1:日本語の主語と述語を1対1にする
「英語脳」
英語を勉強している人は聞いたことがあるかもしれません。
「英語脳」とは日本語を介さずに英語を英語のまま理解することです。
え?英語脳なのに日本語!?
そう、まずは日本語でできることから始めよう!
「英語で話しかけたいけどうまく英語が出てこない…」
よくある悩みの1つです。
なぜ出てこないかというと、考えている日本語の文が複雑だからです。
例えば、
「明日は晴れそうだから洗濯して、布団干して、それからジョギングにもいこうかな。」
これを英訳するのに
「晴れそうだから」の「だから」があるからbecauseでつなげて・・
なんて考えたらダメです!
まずは文章を分解して、主語と述語が1対1になるようにしましょう。
このように4つの文になりました。
つながった4つの文を、イッキに英語にするのは難しいですね。
でも1つ1つに分解したら英語にできそうな気がしませんか?
しかも、分解しても元の文と意味は同じ。
「晴れるから洗濯とか色々したいんだね」と相手に伝わります。
実は、まとまりのない日本語を話す人って、英語でも何が言いたいか分からないんです。
シンプルな日本語を心がけていると英語脳が作りやすくなりますよ。
まずは、普段の日本語の主語と述語を1対1にすることから始めましょう!
2:わかりやすい日本語に変換
英語で言いたいことがあったら、それを3〜4歳児でもわかる日本語に変換してください。
例えば
「何か困っていることありませんか?」
この「困る」は、3〜4歳児には理解できないかもしれません。
なので
すると、どうでしょう?
英語に訳しやすくなっていませんか?
「大丈夫ですか?」
Are you OK?
「手伝いましょうか?」
May I help you?
中学レベルの英語で言えますね。
先程の「何か困っていることありませんか?」
これを英訳しようとすると、
「ありませんか?」だから
Is there any …
「困っていること」
problem でいいのかな?
なんて、色々考えてすぐに英語が出てきません。
子どもにでも理解できる日本語まで落とし込むと英訳しやすい文章になります。
いつも話している日本語を3歳児に何て言うかな?と考えていると、英語脳に近づいていきます。
3:翻訳アプリを使う前のひと手間
さて、ここからすぐに英訳したいところですが、英語には必ず主語が必要です。
そこで、あなたの日本語の主語をハッキリさせてください。
どういうことかと言うと、
例えば
「素敵なカバンですね」
この主語は「カバン」、これをもっとハッキリさせると「あなたのカバン」ですね。
なので、
となります。
ここまでくると、翻訳アプリで変換しても伝わる英語が出てきます。
原文での機械翻訳
素敵なカバンですね。→ Nice bag.
ぶっきらぼうな言い方に聞こえ、あなたの感情は伝わりません。
一方、
主語付きの機械翻訳
あなたのカバンは素敵ですね。→ Your bag is lovely.
あなたの思いが伝わります!
何について話しているのか分かり、しかもあなたが言いたい内容がしっかり伝わります。
ということは…?
・短く
・わかりやすく
・主語がハッキリ
の日本語は、英語化しやすい!
つまり、それが英語脳への足がかりです。
慣れないうちは、英語化しやすい日本語を作るのは難しいかもしれません。
なので、今までの手順を踏んで徐々に慣らしていきましょう!
しかも、これを覚えていけば単語+文法の勉強が同時にできます。
さらに、英語教材を覚えるよりあなたが確実に使うフレーズが手に入るというスグレモノ!
このような練習をくり返していると、翻訳アプリなしに英訳できるようになります。
そして、ついには英語脳になるのです。
「英語を英語で考えるようになりたい」
そんなあなたには
まずは日本語から変えていきましょう!
まとめ
英語脳の土台づくり
- 日本語の主語と述語を1対1にする
- 3〜4歳児にわかるように変換
- 主語をハッキリさせる